うるしと日々

urushito.exblog.jp
ブログトップ

カテゴリ:うるし( 15 )


2014年 10月 15日

本日の作業 

ノロマながらもぽちぽち作業ができる日もあります。


本日は、友人から頼まれていたお直しもの。


本当に本当に申し訳ないくらい時間がかかってしまっていて

待っていてくれる友人の懐の広さに甘えてばかりですが


少しずつ作業を進めています。



毎日使ってくれていたお箸のお直し。


漆の塗膜が薄くなって、木の表面が出て来ていたので
漆を塗ってまた新品同様にする作業です。



毎日使ってくれていたので、甘いものもしょっぱいものも
木目に染み込んでいるので、そのままだと漆が乾かない恐れも。


表面をきれいにして、

初めての漆はよーく染み込ませます。


時間を置いてよーく乾かして。


この最初の作業を怠ったり、
焦って進めてしまうと、
後々の作業に響いてしまうので
ゆっくりです。


時間はかかってしまうけど、

怠ってはいけないところ。



漆の作業をしていると、

「急がば回れ」

の言葉がよく出てきます。



焦って作業進めていいことなんて

今までひとつもなかった。


その日の気候と、漆の乾き具合と、自分の体調と、

すべての様子を伺いながら腰を据えてかからないと

なんだかうまく行きません。


そこが難しくておもしろいところ。



最近、漆の作業を再開しだしてよく思います。


b0289963_14462874.jpg




そして箸を撮るのはとても難しい、、、、。



どなたかコツをご存知でしたらご教授下さい。








iichiさんより作品をお買い求め頂けます。
ぜひご覧ください。→◼︎
[PR]

by urushii | 2014-10-15 14:47 | うるし
2013年 09月 15日

漆精製会

もーずいぶん前の話になってしまいました、、、。


本当に更新がままならなくてすみません。




私が奈良から岩手に来たのは、
岩手にとても素敵な漆の研修所があったからです。

ここで勉強すれば間違いない!


そう思って移住しました。


初めての東北、
初めての雪国。

言葉も勝手も何にも分からないことだらけだったけど
この研修所に通うためなら、と意気込んでいたのを思い出します。




そんな研修所で、7月に漆の精製会が行われました。

b0289963_918446.jpg
b0289963_9185229.jpg



現役研修生・OBと集まって、みんなで漆の精製です。



漆の木から採れた樹液を生漆(きうるし)と呼びます。

そのままでも使えますが、
水分が多く不透明なので、これを
熱を加えながら撹拌してやります。

そうすることで、漆の成分が均一化され、
水分が蒸発し、飴色の透明感のある漆に変化します。

出来た物を私たちは、素黒目漆(すぐろめうるし)と呼んでいます。




撹拌は、現代っぽく機械にお願いして、
熱も機械制御です。



昔は、天日・人力でやっていたのでとても大変だったろうと思います。

機械化されて、常に質の同じ漆を精製することが出来るようになりました。



私たち研修所修了生が主にしている仕上げ方は、塗立てと言って
上塗りをして乾かして終了。のやり方です。

これは、最後の塗りの時にゴミを付けない様、
刷毛目を残さない様、手後を付けない様、、、などなど
とても気を使う作業です。


もちろん、漆の質が違うと、艶が違ったり
色が違ったりの原因となるので、
常に同じ仕上げにするには、質の整った漆でなくてはいけません。



なので、こうして自分たちの手で漆の精製を行い、
漆の質も確かめて、その漆を使って物作りをしています。





今日はちょっとマニアックな話。
[PR]

by urushii | 2013-09-15 09:29 | うるし
2013年 02月 20日

漆絵講習

毎日寒すぎる日が続いてますね。

ここの冬は本当ーに長くて辛い!

でもその分春の訪れが心の底から嬉しく感じられます。

この辛さを体感しているからこその喜びの大きさよ。

最近仕事しながらそんな話ばっかりしてます。



先日、漆の研修センターで漆絵の講習会が行われました。

b0289963_1414361.jpg


これは↑南部箔椀。
秀衡椀の様ですが、要所要所で違いがあります。

南部家の人たちが使うために作られていたお椀だそうです。





岩手県北部で、江戸時代の終わり頃から作られた
庶民が使う用の漆器には、漆で絵が描かれている物が出回っていました。

蒔絵のように手間暇かけられた物ではなく、
簡素な図柄ですが、とても面白い物たちです。

ちょうどいま、東京の民藝館でその展示も行われています。


その漆絵を描いてみようという講習会に行って来ました。

b0289963_1415548.jpg

b0289963_1415183.jpg


今回みんなで描いたのは↑この図柄。

鶴と亀と松と竹。

亀の顔とか、鶴の足とかゆるくって素敵すぎです!




結論


とにかく楽しかった!!


描く図柄は決まっていたものの、

線の強弱、

筆運びの自由さ

全体に漂うおおらかな感じ。


楽しくて楽しくてあっという間に時間が過ぎていきました。


器に図柄をつけると、好みが別れる所ですが

でも、こんな風に伸びやかに絵を描くのってステキ☆

そう思ったので、今後どこかで漆絵を描いた物を作るかもしれません。



楽しみがひとつ増えました♡
[PR]

by urushii | 2013-02-20 22:40 | うるし
2012年 11月 09日

水玉のものたちよ

b0289963_1411885.jpg

b0289963_1411941.jpg

b0289963_141213.jpg

てどらんごに出品した物たちの一部です。

漆らしい落ち着いた色合いだけどポップで馴染みやすい…そんなイメージで、色漆を調合してます。

今は水玉にハマってて。

だって断然かわいい!!

単純なようで奥も深いんです。


水玉模様は付けるのが意外と難しいのです。


でも、模様つけは心が弾む。
[PR]

by urushii | 2012-11-09 13:54 | うるし
2012年 11月 05日

てどらんご 2012秋

ちょっと時間が経ってしまいましたが、
先月盛岡市鉈屋町で開催された
「てどらんご」に参加してきました。


今回で2回目。
前回と同じく旧料亭かわてつさんで。
b0289963_9232143.jpg



このかわてつさんが、とっても素敵で!
このロケーションが好きで参加しているようなとこもあります。

今は営業されていません。
てどらんごやひな祭りなどのイベント期間中のみ
特別メニューで営業されます。

普段は中に入れない空間に
自分の作品を並べることができる!しかも
素敵空間!!
とても贅沢な気分になれる2日間でした。
b0289963_9263224.jpg



私のブースはこんな感じ。


箸,スプーンがメインで
ヘアピンやコースター、小鉢、ストラップも並べていました。



私は普段は漆の工房に勤めているのですが、
その工房のことをご存知の方がとっても多くて
ものすごくものすごく嬉しかったこと!!

漆はよく分からない、、、とおっしゃる若い(10代20代)方が
興味を持って見てくれたこと

漆に興味があって、すごく迷って迷って
商品を選んでいってくれたこと。


前回も来て下さった方が、
今回も来て下さって、
少しずつ集めますと、来年も楽しみにしていると言って下さったこと。


お隣のブースの方や、去年お隣だった方たちが
変わらず素敵な作品を作ってらっしゃって、
とってもパワーをいただけたこと。



たくさん素敵な思い出が作れました!!



また来年も参加しますよー。
がんばります!



お越し下さった方々、ありがとごうございました!!!!
[PR]

by urushii | 2012-11-05 09:34 | うるし