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2013年 09月 15日

漆精製会

もーずいぶん前の話になってしまいました、、、。


本当に更新がままならなくてすみません。




私が奈良から岩手に来たのは、
岩手にとても素敵な漆の研修所があったからです。

ここで勉強すれば間違いない!


そう思って移住しました。


初めての東北、
初めての雪国。

言葉も勝手も何にも分からないことだらけだったけど
この研修所に通うためなら、と意気込んでいたのを思い出します。




そんな研修所で、7月に漆の精製会が行われました。

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現役研修生・OBと集まって、みんなで漆の精製です。



漆の木から採れた樹液を生漆(きうるし)と呼びます。

そのままでも使えますが、
水分が多く不透明なので、これを
熱を加えながら撹拌してやります。

そうすることで、漆の成分が均一化され、
水分が蒸発し、飴色の透明感のある漆に変化します。

出来た物を私たちは、素黒目漆(すぐろめうるし)と呼んでいます。




撹拌は、現代っぽく機械にお願いして、
熱も機械制御です。



昔は、天日・人力でやっていたのでとても大変だったろうと思います。

機械化されて、常に質の同じ漆を精製することが出来るようになりました。



私たち研修所修了生が主にしている仕上げ方は、塗立てと言って
上塗りをして乾かして終了。のやり方です。

これは、最後の塗りの時にゴミを付けない様、
刷毛目を残さない様、手後を付けない様、、、などなど
とても気を使う作業です。


もちろん、漆の質が違うと、艶が違ったり
色が違ったりの原因となるので、
常に同じ仕上げにするには、質の整った漆でなくてはいけません。



なので、こうして自分たちの手で漆の精製を行い、
漆の質も確かめて、その漆を使って物作りをしています。





今日はちょっとマニアックな話。
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by urushii | 2013-09-15 09:29 | うるし